花粉症(アレルギー性鼻炎)の漢方

花粉症(アレルギー性鼻炎)

 

花粉症(アレルギー性鼻炎)の漢方

花粉症とは、花粉をアレルゲンとするアレルギー症の総称で、スギやヒノキ、ブタクサ、マツ、イネ科、ヨモギ等の花粉によっておこります。

 

症状としては、クシャミや水溶性鼻汁、鼻閉塞のようなアレルギー性鼻炎の症状や、アレルギー性結膜炎の症状(流涙や眼の掻痒、発赤、眼瞼浮腫)が良くみられます。

 

まれに、湿疹や蕁麻疹のようなアレルギー性皮膚症状や、頭痛、めまい、傾眠、倦怠感等の全身症状もみられます。

 

病院の治療では、対症療法が主体になります。
抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤、ステロイド剤の内服や点鼻、吸入を使い治療していきます。
その他に、減感作療法やレーザー治療もあります。


 

花粉症に良く使う漢方薬

 

漢方での花粉症やアレルギー性鼻炎の治療は、症状が出ていないときに体質改善を目的にする場合と、症状がでている時につらい症状を緩和する目的での治療があります。

 

症状を緩和する目的でよく使う漢方薬の例としては、小青竜湯や苓甘姜味辛夏仁湯、麻黄附子細辛湯があります。

 

その他には、葛根湯加川きゅう辛夷、辛夷清肺湯、荊芥連翹湯、鼻淵丸もよく使います。

 

症状が出ていないときの体質改善用の漢方としては、その方の体質によっていろいろな漢方薬があります。

 

例えば、脾(胃腸系)が弱い人には脾を強める漢方を、血液の流れが悪い方には流れを良くする漢方を、水分代謝が悪い方にはそれを改善する漢方を使って、その人の体のバランスを整えるようにして体質を改善していきます。


 

 

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