多汗症の治療には漢方がおすすめ

多汗症の治療には漢方がおすすめ

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多汗症と漢方

多汗症は、周りの人が汗をかいていないのに、自分だけダラダラと汗をかいて恥ずかしい思いをしたり、汗の匂いが気になって人と接するのもちゅうちょしてしまったりと、とても嫌な思いをすることが多い病気です。

 

治そうと思って病院に行っても、治療がなかなか上手くいかないことがよくあり、困っている人が多いようです。

 

そのような人にとって、おすすめなのが漢方での治療。
漢方での多汗症の治療は、西洋医学と違って、その人の体質を改善する方向からアプローチしていきますので効果が期待できます。

 

 

多汗症の漢方薬治療

多汗症の漢方治療は、まずはその方の体質や、汗のかきかた(顔汗、手汗、全身の汗、汗のにおい、どんな時に汗をかくか・・など)を総合的に判断して治療していきます。

 

1.皮膚の表面を守る気(衛気)が弱い体質のために汗を良くかく人には、衛気を強める作用のある黄耆という生薬が配合された漢方薬を使います。(例:衛益顆粒や桂枝加黄耆湯、補中益気湯など)
このタイプの人は、普段から疲れやすかったり、風邪をひきやすかったりします。

 

2.体に熱がこもることによって発汗する方には、体の余分な熱を冷ます竜胆瀉肝湯や瀉火補腎丸などを使います。このタイプの人は、汗の匂いが強い傾向があります。

 

3.自律神経のバランスの崩れで発汗する方には、桂枝加竜骨牡蛎湯や柴胡加竜骨牡蛎湯、加味逍遥散などを使って治療します。このタイプの人は、緊張しやすかったり、精神的に不安定だったりします。

 

4.寝汗が多い人は、体に必要な水分(体液)を増やす体質にあった滋陰薬などを使います。このタイプの人は、手足が火照ったり、のどがよく乾きやすかったりします。

 

5.更年期で汗が異常に出る方には、ホルモンバランスを整える加味逍遙散や六味地黄丸、その他の漢方を体質を考慮して使います。

 

多汗症の西洋医学での対応

多汗症とは、何らかの原因により汗腺の活動が亢進することによって、過度な発汗がみられる疾患です。

 

原因としては、甲状腺機能亢進症や更年期障害、低血糖、自律神経失調症などがあります。分類としては、発汗の範囲が手のひらや足底、脇、鼠径部などに限られる局所性多汗症と、広範囲に及ぶ全身性多汗症があります。

 

西洋医学の治療としては、全身性のものは原因となる基礎疾患の治療が必要になります。局所性多汗症の場合は、塩化アルミニウムなどの外用薬の塗布や、ボトックス注射、手術療法などの外科的な治療もあります。

 

 

まとめ

多汗症はなかなか治りにくい病気です。病院での治療、漢方での治療、それぞれ一長一短ありますが、多汗症でお悩みの方にとって、汗かきの体質面から対応していく体に優しい漢方での治療は、試して見る価値のあるものだと思います。

 

※漢方は、自分の体質に合ったものでないと効果がでませんので、漢方薬を服用するときは、漢方の専門家に相談の上で服用下さい。

 

 

 

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