不妊症の漢方

自然妊娠を希望して、漢方服用2年目で授かった40歳Kさんの例

この方は36歳でご結婚され、すぐにご妊娠をご希望されていましたが、体外受精に何となく違和感を感じていて、病院での治療は人工授精を何回かは行っていました。

でも、なかなかうまくいかずに、病院のDrからこれ以上は、もう無理で、体外受精をしないと治療できないと言われてしまったそうです。(Kさん、ご主人とも、病院の検査では特に問題はなし。)

ご夫婦で考えた末に、病院の不妊治療はやめることにして、妊娠力を高めるために漢方を始めてみようと、お二人でご相談に来られました。

Kさんの基礎体温は、高温期が短く、全体的に基礎体温も低めでした。体質面は、疲れやすく、冷え性で、夏でもエアコンの風が苦手で、1年中冷えに悩んでいました。

ご主人の方は、体調面は何も問題はないとの事でしたが、詳しくお伺いすると、お仕事が忙しくて毎晩帰宅が遅く、食事も不規則で、朝方少し胃がもたれている感じがするとのことでした。また、お仕事で責任のあるポストについているため、ストレスもかなりあるようで、最近は仕事中に部下に辛く当たってしまうことも多いとのことでした。

お二人それぞれには、体質を整えながら妊娠力を高める漢方薬を、毎回ご来店ごとに、少しずつ微調整して調合してお飲みいただきました。

飲み始めてすぐに、Kさんの冷えが少し楽になってきて、疲れもあまり感じなくなってきたそうです。ご主人の方は、あまり変化の実感は無いとのことでしたが、続けてお飲みいただきました。

飲み始めて1年ほどしても、なかなか妊娠しないので、お二人とも少し諦めかけていたそうですが、もう漢方しかないとの思いと、お二人とも体調の変化を実感できていたので(※ご主人もこの頃は体調が良くなっていた)、がんばって続けていただきました。

そうこうしているうちに、2年目の冬にめでたく自然妊娠することができました。

kさんご夫妻の場合は、お二人とも年齢を考えたら、本当は漢方を飲みながら体調が整った段階で、体外受精もした方が早くご妊娠できたかもしれません。でもこればかりは、『絶対こうした方が良い』という事は無いので・・・。

漢方で体調を整えて、お二人とも良い状態を維持して妊娠力を高めたことが、ご妊娠につながったのだと思います。